「潜在意識」という言葉から何を想像しますか?
などなど、潜在意識の断片的なイメージはあるものの、その正体について詳しく説明できる人は、ごく少数。。。
確かに、まだまだ未解明なところも多い分野ですが知れば知るほど、この潜在意識を使わない手はないっっ!!と思わせるほどの力量を持っています。
人間として生きているなら、知ってるだけで得をする!潜在意識の秘密を紐解いて行きましょう。
意識の構造を知ろう!
たしかに、結構多くの方が、「潜在意識=特別」という神話のような説を信じていらっしゃいますが、私たち一人ひとりが持っているもので、特別というわけではありません。
私たちが普段から慣れ親しんでいる「意識」の一部なのです。
意識の構造を式にすると、、
意識=潜在意識+顕在意識
と、なります。
潜在意識?顕在意識?
潜在意識とは、気付いていなくても使えている意識のことで、全体の約90%程度と言われています。無意識とも呼ばれます。
顕在意識とは、気付いて使うことのできる意識のことで、全体の約10%程度と言われています。表層意識とも呼ばれたりします。
では、それぞれの働きについてみていきましょう。
潜在意識は、全体の90%を占めるほどの力をもっていて、24時間365日休むことなく働き続けてくれています。
そこでは、生命を支えるための身体機能(消化・循環・内臓の動き・ホルモンの分泌など)を管理したり、
全てを記憶しているほどの膨大なメモリーの貯蔵をしていたり、
今までの経験で作られたプログラムを保持していたり、
自由な想像や、新しいものを創り出す創造の力を発揮したり、
イメージを具現化し、身体の仕組みを動かしたり、
「快」「不快」などの感覚や、様々な感情を感じたり、
「第六感」とも呼ばれる直感力を司ったりしています。
さらに、潜在意識には、
という大きな特徴があります。
一方、顕在意識では、全ての判断や、理解、評価、分析、決断、思考などを司っていて、普段から自分自身で気づくことのできる「意識」の部分を指しています。
たとえば、
今、このブログを読んで理解したり、
状況を判断して、行動を決定したり、
データーを分析して評価をしたり、
論理的な思考に基づいて意志決定を行ったりします。
バリバリやり手なように思えますが、全体から見ると10%程度の力で、私たちの睡眠時は顕在意識も一緒に休みます。
潜在意識と顕在意識の関係性
潜在意識と顕在意識は、メンバーとリーダーのような関係性を持っています。
外部情報は、全てリーダーである顕在意識を通ってから、メンバーである潜在意識に伝えられます。
リーダーから指示を受けた潜在意識は、それに関わるたくさんの情報を膨大な記憶のデーターベースから引っ張り上げ、感覚や感情をつけてリーダーに報告します。
それを踏まえて、リーダーである顕在意識は分析・評価・思考・意志決定などをします。
関係性においては、顕在意識がリーダーで強そうなのですが、潜在意識は、顕在意識の9倍以上のシェアをとっているので、実質リーダーより強いということになります。
そんな潜在意識のチカラを存分に発揮させるためには、顕在意識がしっかりとリーダーシップをとることにあります。
顕在意識(リーダー)は、潜在意識(メンバー)の能力を十分に理解し、良好な関係を保ちながら、適切な指令を出し、最大限に高めてあげるという関係が理想です。
潜在意識を上手に使う方法とは?
潜在意識が特別なものだと認識されている一つの要因として考えられるのが、「上手に使えている人」と「上手に使えていない人」がいることです。
歴史に名をのこすような天才たちは、潜在意識をとても上手に使いこなしていたと言われています。
潜在意識を使いこなし、ずば抜けた能力を発揮している天才たちを見て、特別なものだと思い込み、伝えてしまったのではないでしょうか。
しかし、冒頭でもお伝えしたとおり、潜在意識は私たち一人ひとりが生まれながらに持ち合わせている意識の一つです。
上手く使いこなす術を身につければ、よりよいパフォーマンスに結びつくことでしょう。
ここで、ポイントとなるのは、潜在意識の特徴にあります。
もう一度おさらいしましょう。
この特徴の中に、「否定形を理解できない」とあります。
私たちの潜在意識は、休むことなく働き続けていて、絶えず情報を収集・処理しています。
そして、「言葉」をよく聞いています。
言葉とは、主に以下の3つに分類されます。
- 外部からの言語情報
- 自分が発する言葉
- 自分の内側で起こっている内部対話
特に、3つめの「自分の内側で起こっている内部対話」を私たちは止めることができません。
一人でとりとめのないことを考えているときさえも、常に内部では言語化され、言葉を話しているのです。
普段、自分が使っている言葉に「否定形」が多く含まれていませんか?
例えば、
「ミスしないようにしよう。」
「食べ過ぎないように。」
「この○○には触らないでください。」
など、自分や他者に注意喚起を促すために、よく「○○しないように」という言葉を使ってしまっていることがよくあります。
例のような言葉をかけると、潜在意識はどのように働くかというと、
「ミスしないように」→ミスしているイメージをつくる。
「食べ過ぎないように」→食べ過ぎているイメージをつくる。
「この○○には触らないでください」→触っているイメージをつくる。
そして、潜在意識の働きの一つとして、「イメージを具現化し、身体の仕組みを動かす」というものがありましたね。
分かりやすく言うと、潜在意識はイメージしたものを実現させようと働きかけるということ。
ですので、残念なことに、例のような否定形の言葉がけでは、望まない結果を招いてしまう恐れがあるということなのです。
頭(顕在意識)ではミスしないようにと思っていても、ミスをしてしまったり、触らないでと言われると、触りたくなってしまったりというのは、潜在意識に出す指示の仕方が適切でなかったからなのです。
この潜在意識のカラクリが分かれば、普段から自分の使っている言葉に意識を向け、意図を持って変えていくだけで現実のパフォーマンス向上に結びついていくのです。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
~マザー・テレサ~
マザー・テレサも、意識の上手な使い方が分かっていたのでしょうね。
☑潜在意識活用ポイント
使っている言葉に意識を向ける。望ましくない「否定形」を使っていると気づいたら、望ましい結果をイメージできるような「肯定形」に変えること!
潜在意識を上手に使う方法<発展バージョン>
潜在意識には、言葉が大切ということが分かったうえで、さらなる活用方法<発展バージョン>もお伝えしましょう。
例えば、すごく悩んで、考えて考えて考えても答えが見つからないような時、「誰か教えてくれないかなぁ。。」なんて、思ったことありませんか?
そんな時にも使えるのが潜在意識です。
潜在意識は自分自身にまつわる巨大なデーターベースを保有しており、その情報の細かさは想像を絶するレベル。
自分にとって必要なものと、そうではないものをきちんと把握していて、身体にメッセージを伝えているのです。
日常生活の中でも、「なんだか、良い感じがする」とか、「なんだか嫌な感じがする。。」といった感覚で伝わってくるものってありますよね。
そういったものも、潜在意識からのメッセージなのです。
さらに言えば、感覚に上がってくるよりも先に、私たちの身体はそのメッセージを受け、その仕組みを変化させています。
それは、「イメージを具現化し、身体の仕組みを動かす」という潜在意識の働きによるもの。
この働きを活用して、意図的に必要なもの(YES)か、必要でないもの(NO)かを潜在意識にたずね、答えを聞くことができるのです。
潜在意識からの微細なメッセージは、筋肉の動きの変化で知ることができます。
そこで、ペンデュラムという振り子を使って、その微細な動きを目でみて知ることができるのです。
ペンデュラムを使う上で一番大切なことは、思い込みを捨てて、リラックスすることにあります。
リラックスすればするほど、潜在意識は力を発揮することができることを覚えておいてください。
そして、YESとNOのペンデュラムの動きをチェックするために、絶対にYES/NOと言える質問(肯定形で!)をいくつか投げかけます。
例えばYESの例だと、「今、日本にいます。」とか、「私の名前は〇〇です。」とか。
NOの例だと、「今日はUFOに乗って来ました。」とか、「私は100か国語ペラペラです。」とかです。(絶対にYES/NOと答えられる質問で、かつ肯定形であれば、なんでもOKです。)
1つ質問するごとに、ペンデュラムの動きをチェックします。
すると、YESのときの動き方と、NOのときの動き方がそれぞれにあることがわかります。
ここまでできれば、あとは、聞きたいことを肯定文で自分自身にどんどん聞いていけばいいのです。
始めは、YESかNOで答えられるような質問文にすると、やりやすいでしょう。(慣れてくれば、その限りではありません。)
(※ペンデュラムはクリスタルショップなどで購入できます。)
ペンデュラムの使い方まとめ
- 固定観念(思い込み)を捨て、心をニュートラルな状態にし、リラックスする。
- 絶対に「YES」と答えられる質問(肯定形で)を自分にし、その動きをチェックする。
- 絶対に「NO」と答えられる質問(肯定形で)を自分にし、その動きをチェックする。
- 自分の知りたいことや、アドバイスが欲しいと思っていることについて、肯定文で質問する。(※最初は、YES/NOで答えられる形で質問すると良い)
始めはコツが掴めなくて難しい!ということで、みんなで楽しく潜在意識の素晴らしさを体験するというセミナー(ペンデュラムマスター)も開催しています。
ブログだけでは、伝えきれない潜在意識の情報が盛りだくさん。
参加してくれた方たちも、潜在意識の新しい活用方法に、「おぉ~!」と驚いていました。
レビュー(一部抜粋)
・潜在意識の声が目に見てわかることが楽しかったです。
・本当に動きがでることにおどろきました!
・自然にYES、NOを出してくれるとは、不思議でした。また家でもリラックスして上手く使えるようにしたいです。これからもずっとかかわっていきたいと思います。
自分に必要なものを知りたいとき、悩んでいるとき、迷っているとき、潜在意識からのアドバイスを一つの選択肢として加えてみてもいいかもしれませんね。