人生で壁にぶち当たるとき、
なぜかいつも上手くいかない、
時折感じる心のモヤモヤ…
それってもしかしたら
あなたの思い込みのチカラが
あなたを良くない方向へ
引っ張っているのかもしれません。
「思い込み」とは、深く信じこむこと。
また、固く心に決めること。
思い込みって、
その人にとって、
それが「世の中の真実だ!」と思えるレベルで
信じている考えを指します。
しかし、全ての人間が
この世に生まれたその瞬間は、
なんの思い込みもなく、
まっさらな状態で生まれてきます👶✨
生まれた後の環境や経験などによって
作り上げられていくものなのです。
と、いうことは、
思い込みは個人の環境や経験に左右されるので、
実際はこの世の真実かどうかは定かではありません。
しかし、その整合性・合理性には何の疑問ももたず、
「真実だ!」と思い込んでいます。
私たちは、生まれてから現在まで
たくさんの思い込みを作って今に至っています。
思い込みはいわば公式のようなもので、
膨大な情報の中に生きている私たちの
脳の処理速度を上げるために大いに役立っています。
しかしっっ!!!
思い込みにも、
役に立つものとすでに役に立たないものの
2種類が存在しています。
役に立っている思い込みは
そのままで良いのですが、
役に立たない、むしろ今では
前に進むのを妨害するような思い込みは
もう必要ないですよね🗑️
ここで一つ、
過去の歴史の実話から
思い込みのチカラをご紹介します。
1900年代初頭、
1マイル(1.6km)レースの世界記録が
37年ぶりに更新され、
4分10秒3を打ち立てました。約40年ぶりの快挙だったのですが、
逆にこの記録が当時、多くの選手の心に
「あぁ、37年かけても、1マイル4分を切るのは不可能なのだ」と
強く信じ込ませる結果へと繋がってしまいました。実際に当時の医者や科学者からも、
「1マイル4分を切ることは不可能だ。
挑戦すると人は死に至る。」と言われており、「1マイル4分の壁」は
人類では打ち破ることのできないもの(=常識)として
固く信じられるものとなっていました。しかし、その”常識”にとらわれない医学生、
ロジャー・バニスター選手(イギリス国籍)が
1マイル4分の壁を打ち破る挑戦をし、1954年5月、
1マイルを3分59秒4の世界記録樹立に成功しました。31年ぶりの世界新記録更新と、
人類では絶対に不可能と言われた記録を
打ち破るという華々しい結果に、
多くの選手が感銘を受けたのは言うまでもありません。そして、なによりも面白いことが、
ロジャーが1マイル4分の壁を打ち破ったその46日後、
ジョン・ランディ選手が1マイルを3分58秒で走り、
ロジャーの記録を抜く結果を出しました。さらに、ロジャーが1マイル4分の壁を
打ち壊してから1年以内に、実に23人もの選手が
次々と1マイル4分の壁を打ち破るという
記録が実際に残っています。
人間の「思い込みのチカラ」が
とても分かりやすく作用したストーリーとして、
有名なお話ですね。
一度作られた思い込みは、
効果的なアプローチで修正や消去が可能です。
NLPでは、
不具合を生じさせている思い込みを
探り出し、
その役に立たない思い込みを
思い込めなくなる(真実だと信じられなくなる)ように
言語テクニックを使ってアプローチします😉
クライアントは最初、
「それは真実だ!」と言い切っていたものが、
だんだんと
「…そうとも言えないな…🙄」と
思い込みが変化していく様子に、
NLPテクニックのすごさを感じますね!
最終的には、
「私はなんて馬鹿げた考えを信じていたんだろう(笑)」
という声まで聞かれることもしばしば😆
もし、自分自身や周りの大切な人たちが
才能や可能性に限界を決めているような思い込みがあったり、
自身の価値を低く定めているような思い込みがあったり、
前に進みにくいと感じているときは
思い込みのチカラを使って、
前に進みやすいように整えてあげるのも
とっても素敵なことだと思います💞
心のチカラは無限大!
ぜひ味方につけて、
人生をより豊かに歩んでいきたいですね!