
「あやしい」とか、
「なんか怖い」とか、
「操られるんじゃないか」とか、
あんまり良くないイメージがあるって耳にすることがあるんだけど…
催眠療法(ヒプノセラピー)についての
良くないイメージの原因の一つは、恐らく
「催眠」と「洗脳」を同じものと捉えている可能性があります。

「何が違うの?」って聞かれても
はっきりと違いを説明できる人は少ないのかも…
実際は、「催眠」と「洗脳」は
まったく異なるプロセスです。
それぞれの目的や方法に大きな違いがあります。
その違いは何なのか?
今回は、それらの違いを詳しく見ていきましょう。
催眠
催眠は、集中力を高めたり、暗示を受けやすくするための方法です。
専門の訓練を受けたプロフェッショナルが、痛みの管理やストレスの軽減、特定の習慣・症状を克服するために用いることが多いです。
催眠中も被験者(クライアント)は意識があり、自分で暗示を受け入れるか拒否するかを選択できます。
催眠に関するポイント:
- 主体的:被験者(クライアント)が自らの意思で参加・体験する。
- 目的:ストレス軽減や習慣・症状の克服など、ポジティブな結果を目指す。
- コントロール:被験者(クライアント)はコントロールを保ち、暗示を拒否することもできる。
洗脳
一方、洗脳は被験者の意思に反して、その信念や行動を変更するための強制的なプロセスです。
多くの場合、操作や心理的圧力、場合によっては身体的な虐待が伴います。
目的は、被験者の自己意識を壊し、操作する側の意図に合致する新しい信念や行動に置き換えることです。
洗脳に関するポイント:
- 強制的:被験者が無理やり参加させられる。
- 操作的:信念や行動をコントロール・変更するために用いる。
- コントロールの喪失:被験者の自律(自立)性が奪われる。
結論
催眠も洗脳も、心に影響を与えるプロセスですが、その方法や意図は大きく異なります。
催眠は自主(主体)的で、本人がより望ましい状態になるよう導く方法ですが、
洗脳は操作的で強制的な手段です。

良くないイメージは全て「洗脳」からきているんだと分かるね!
以上のように、簡単に違いを述べるだけでも、
まったく違う性質のものだと感じて頂けたかと思います😊
当協会が開催している
ヒプノセラピスト養成講座では、
よりしっかりと「催眠とは」を説明できるように、
混同しやすい催眠と洗脳の違いをもっと詳しく説明したり、
そのプロセスや条件についてもお伝えしています。
実際に不幸な偶然により、
洗脳の条件がそろってしまい、
DV(ドメスティックバイオレンス)や
児童虐待の連鎖につながっているケースに苦しんでいる方も…
1人でも多くの方が負の連鎖を断ち切り、
自分らしい選択ができるようになりますようにと
願いを込めて日々ヒプノセラピスト(NLPカウンセラーも)の輩出に勤しんでおります💪🏻✨