とっても大変な出来事からいろんな気づきがあったんだって。
どんなことがあったのかな??
※体験談のシェアは事前に許可を頂いた上掲載させて頂いております。
ーーーーーー【以下体験談】ーーーーーー
皆さん「パニック発作」ってご存じでしょうか?
強い恐怖や不安、悲しみなどが引き金となり、
日常生活の中で突然、動悸や呼吸困難、手足のしびれなどの
症状が発作的に起きることを指します。
以前の私は、
「自分は絶対大丈夫!」
「自分にはパニック発作なんて別世界の話」
と心のどこかで思っていました。
なぜなら、私はNLPやヒプノを受講し、
昔に比べ、心がだいぶ強くなった!
心が強ければパニック発作とかならないだろう…と、
今考えると驕っていたなと恥ずかしくなりますが…💦
そんな自分に大きな転機が訪れました。
とてもかわいがっていたペットの大病が発覚し、
なす術もなく悪化の一途をたどり、
発覚から2週間で7年という短い命を終えました。
具合が悪くなってから、
ただ見守ることしかできず、
毎日そばにいながら泣いてばかりでした。
そして最後の一呼吸を終えるのを看取り、
悲しいながらも身繕いを整えてあげ、
翌日の最後のお別れの瞬間まで
いつものように同じ部屋で眠りました。
翌日、午前中に最後のお別れ終え、
喪失感でいっぱいだったにもかかわらず
「いつまでも泣いていたら、きっと心配で天国にいけないだろうな…」
とか、
「笑顔で送ってあげなくっちゃ。」
とか、
そんな考えに固執し、泣かないようにしていました。
すると、その日の夜に突然身体に異変が起きたのです。
明け方4時頃、ふと目が覚めた時に、
いつもいるはずのペットがもういないことを
改めて痛感した瞬間、
心臓がおかしくなったのかと思うほどの動悸が起き、
さらに、呼吸の仕方を忘れてしまったのかと感じる程の
息苦しさが私を襲いました。
「息ができなくて死んでしまう!」という恐怖が大きかった中、
必死で今まで習ったNLPやヒプノの知識を何とか駆使して
自分自身を落ち着かせるように頑張りました。
とりあえずその場は何とか落ち着き、
無事に朝を迎えましたが、
その時以降ずっと、息を吸っても
身体に入っていかないような
呼吸のしづらさと、
いつ起きるか分からないパニック発作に恐怖を感じながら、
何とかギリギリ平常を装って生活をしていました。
というのも、
「自分は絶対大丈夫」とか思っていたのに、
全然大丈夫じゃない自分が情けなくて、
素直に周りに助けを発信できなかったんですね😅
「何とかセルフワークで改善できないものか…」
と、考えるのですが、
もしセルフワーク中にあの発作が起きたら…と思うと
どうしても怖くて、
自分では手も足も出せない状態になっていました。
しかし、さすがにこのままだと
日常生活が送れなくなると焦り、
プライベートで道盛先生のセッションを
初めて申込みました。
先生にはセミナー受講の際に色々と関わって頂いていますが、
プライベートでセッションをお願いしたのはこれが初めてでした。
私からの珍しい(笑)申し出に、
先生は早急に対応して下さいました。
事情を話し、今回はグリーフセラピー(悲しみを癒すセラピー)で
セッションを進めることになりました。
グリーフセラピーは、ヒプノセラピー(催眠療法)の一種で
エンプティチェアーテクニックを用いて行います。
エンプティチェアーテクニックとは、
催眠状態下でイメージの中に
自分自身が座るイスと
空のイスを用意し、
その空いているイスに座らせたい相手を座らせて
対話しながら心の穴を満たしていくようなセッションです。
(詳しくは過去のブログを参照💁♀️ byスタッフ)
セッションの中で改めてペットと対面し、
自分の想いを正直にぶちまけました。
それはまるで小さい子どものように
聞き分けもなく、わんわん泣いて、
「まだまだ一緒にいられると思ってたのに!」とか
「なんでこんなに急に死んじゃったのよ!!」とか
「今すぐ戻ってきて!!!」とか
深い悲しみだけでなく、少し怒りに似た感情もあり、
それを表現するたびに嗚咽が止まらず…
喋ることもままならないくらいに
本当にたくさん泣きました。
こんなにも大きな感情が
自分の中から津波のように湧き上がってきたことに
すごく驚きました。
綺麗ごとを並べ立て、
こんなに大きな感情に蓋をして
見ないようにすることで、
自分を「強い」と錯覚させていたのかもしれない…と
このセッションを通して気づきました。
でも、それは違ったんですね。
しっかりと自分の感情と向き合う
これが本当の強さにつながるのだと思います。
また、心と身体の密接なつながりや、
心へのアプローチがどれほど大切かなど、
様々な気づきを得ることができたこの経験を
心から尊く感じ、お別れはさみしいけれど、
心がきちんと納得している感覚と共に
その日のセッションを終えました。
人がもつ感情のエネルギーの底知れぬ強さを
改めて感じることができ、
それが自分にとって想定外の規模で襲ってきたとしたら、
どんな人でも心にダメージを負う可能性はあるのだと気づきました。
そんな時こそ、しっかりと自分の気持ちを紐解き、
解放し、必要な時は周りに助けを求められる素直さも本当に大切です。
今回の経験を通して、
クライアント側の苦悩や葛藤、怖さ、
感情という目に見えないけれど、
どれほど莫大な影響を自分たちに与えているのか、
色々ある人生の中で、自分の心と適切に関わる術が
いかに重要であるか
そして、自分が今まで学んできたNLPやヒプノが
同じように苦しんでいる方たちの光の道しるべになる
とても素晴らしい可能性を持っているものか
など、
たくさんのことに気づくことができました。
そして、そのセッションの後から、
嘘のようにピタリと息苦しさは無くなり
いつも通りの日常に戻ることができています。
面白いほど、人間の心は正直ですね!
これからますますNLPやヒプノを学び続けることが
楽しみになりました。
今後も研鑽を重ね、セラピストとしてより多くの方が
笑顔になるように頑張っていきたいなと強く思いました。
本当にありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
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貴重な経験をシェアしてくれて、ありがとうございました。
これからもその気づきと情熱をキラキラ輝かせながら、ご活躍の程を応援しているよ!