ヒプノセラピーとは、心理療法の一つで、実は、その効果は海外の医師会ではお墨付き!
ヒプノセラピーって何?どんな効果があるの?日本にも入ってきているの?などなど、詳しくみていきましょう。
目次
ヒプノセラピー、日本ではどうなの?
ヒプノセラピーが何なのかを説明する前に、日本におけるヒプノセラピー事情のお話を・・
日本ではあまり聞きなれない「ヒプノセラピー」ですが、実は海外では積極的に活用されていて、
イギリスでは1955年、アメリカでは1958年に英国・米国の医師会が、有効な治療法であると認めています。
ヒプノセラピーは日本にも入ってきてはいますが、残念ながら正しく広がりを見せませんでした。
ヒプノセラピーが日本で、それほど日の目を見ることがなかったその理由とは、、、、
、、、、、、、、、、
、、、ただ単に良くないイメージを植え付けられたから。。。
ヒプノセラピーが日本に入ってくるにあたり、日本語に訳されることになりました。
ヒプノセラピー(英語) → 催眠療法(日本語)
この「催眠」というキーワードに良くないイメージが付随してしまっているのです。
実際、多くの日本人が催眠という言葉にあやしさや胡散臭さをイメージしてしまいます。
なぜなら、「催眠術」が過去に書籍やメディアによって面白おかしく取り上げられ、催眠術にかかったゲスト(被験者)が奇怪な行動をとり始めたり、行動や言動を操られているように見受けられたりと、まるで魔法にでもかかってしまったかのような印象を与え、視聴者の興味を煽りました。
エンターテイメントとしては成功だったようですが、魔法のような瞬間の変化に、少なからずの不安や恐れ、不信感、あれはテレビ側のやらせだったんじゃないかといった疑いや胡散臭さ、そんな怪しいものを信じられないという抵抗感などを「催眠」という言葉にイメージ付けてしまった結果、
ヒプノセラピー(英語) → 催眠療法(日本語) → 怪しい、胡散臭い・・
ということになり、海外では有効な治療法であるヒプノセラピーが日本では正しく広がらなかったのです。
本当の「催眠」とは?
「催眠」とは、とても特殊な状態だと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、私たちは1日に約20回程度、「催眠」と呼ばれる状態を体験しています。
大まかには、眠りにつく直前と、起きた直後、ゆったりとリラックスしている時、何かに集中している時などです。
そして、催眠の状態と脳波(脳の活動エネルギー)の状態は密接に関係していることが研究によって明らかになってきました。
図にもあるように、入眠前・起床直後・リラックス状態・集中時とは、脳波がα波やθ波になっている時なので、催眠の状態=脳波がα波やθ波の状態のことを指します。
ヒプノセラピーって何だろう?
それでは、ヒプノセラピーについてお話していきましょう。
ヒプノセラピーとは、クライアントを催眠の状態に導き、潜在意識に隠された現在に支障をきたしている不要なプログラムを見つけ出し修正したり、効果的かつ最大限に力を発揮できるよう、催眠状態下で言葉がけ(暗示)によって望ましい変容を起こす心理セラピーのことです。
ヒプノセラピーの歴史は紀元前にまでさかのぼることができるほど長く、長い長い歴史の中、数多くの医師達が研究・解明に尽力し、その効果を証明してきました。
現在では、ヒプノセラピーには潜在意識が大きく関与していることが分かっています。
潜在意識にについての詳しい説明は、過去ブログに書いてありますので、参照してみてくださいね。
特に、催眠時は、潜在意識にアクセスしやすくなっている状態との研究結果が報告されています。
潜在意識の中には、過去にできたプログラムや、今までの膨大な記憶を貯蔵していると言われていて、どうしてだか分からないけれど、ついとってしまっているクセや無意識的な行動、あるいは行動の制限など、現在に支障をきたしているものも含まれています。
潜在意識に隠されたその原因を探し出し、改善するためにヒプノセラピーが用いられたり、
望ましいプログラムを自分自身にインプットするために、癒しやコーチングなど様々な分野でヒプノセラピーが活用されたりしています。
多くの方が、操られるんじゃないか、自分が自分じゃなくなるんじゃないか、秘密を話してしまうんじゃないか、催眠状態からさめないんじゃないか、催眠にかからないんじゃないか、などなど、催眠にまつわる不安を抱えていらっしゃいますが、そういった不安を全てクリアにすることからヒプノセラピーは始まります。
不安、疑問、疑念を抱えたままでは、到底リラックスできませんものね。
いろいろな不安、疑問などがあると思いますが、共通していることは、「自分の意志に反することをさせられるのではないだろうか」ということが多いように見受けられます。
しかし、ヒプノセラピーにおいて、そのようなことは絶対にありません!
その秘密は潜在意識と顕在意識の関係にあります。
過去ブログにも書いているとおり、顕在意識は小さいですがリーダーで、内部・外部からの情報を思考・分析・評価・判断等をしています。
催眠の状態(α波・θ波)になっても、顕在意識がなくなることはありません。
催眠の状態でも、自分の意志や判断する力は十分にあるので、操られるということは起こり得ないのです。
どんな効果が期待できるの?
わけもわからず行動や心を動かされていたことの理由がはっきりすることで、人生の方向性が定まったり、自信を持って踏み出すことができたり、
大切な人との関係性が納得できたことで、絆をさらに深めたり、あらたな関係を築き直される方もいらっしゃいます。
また、自分の中にある、言動パターンを決めているプログラムが自然に書き換わることで、無意識レベルでの言動や思考が変わり、気がつくとトラブルが解消していたり、気持ちが楽になっていたり、
周囲の方に「感じが変わったね」「話しやすくなった」などと言われたとおっしゃる方もいらっしゃいます。
実は国も、その効果を認めている催眠療法の手法!
ストレス大国、日本では、被災や過労など、様々な心のストレスを緩和するために、厚生労働省ホームページに「自律訓練法」という方法を掲載しているのをご存知でしょうか?
自律訓練法(じりつくんれんほう)
自己暗示の練習によって段階的に全身の緊張を解いていく訓練法。疲労回復やストレス解消などの効果が期待できる。
e-ヘルスネット(厚生労働省)より抜粋
ヒプノセラピーや、催眠療法という言葉こそ使ってはいませんが、そのテクニックを応用した手法で、疲労回復やストレスの解消に効果があると認めています。
ヒプノセラピーのセッションにまつわるよくある質問
1回のセッションにかかる時間は、その内容等に応じて変わってきますが、だいたい3時間前後を目安としていただいています。
効果を最大限に得るために、しっかりと事前面談で催眠にまつわる疑問や不安などを解消し、段階を追って、意識を催眠状態に誘導していくので、少し長めの時間設定となっています。
効果をあげるために、セッションを2日に分けたりすることもありますので、どういう風にセッションをすすめていくのかなども含め、大まかな流れも事前にお伝えしております。
特に回数に決まりはありません。
クライアント様の抱えておられる問題や現況にはかなり個人差がありますので、回数にも違いが出てきます。
1回で成果をあげられる方もいらっしゃいますし、じっくりと進んでいかれる方もいらっしゃいます。
また、問題解決のためだけではなく、ご自身の気持ちの整理などセルフ・メンテナンスのために数か月に一度、不定期にいらっしゃる方もいらっしゃいます。
セラピーでは、映像が見えても見えなくても効果の上では変わりません。
例えばレモンや梅干をかじるシーンを想像すると、映像としてイメージできていなくても唾が出てきたり、あごのあたりが変化します。
それは過去の記憶をイメージとして再現できているからです。
その反応が起こる方であれば、セラピーは有効に作用してくれます。
セラピーを受けてみたい!
実際にセラピーを受けるにあたって、気になるのがメニューや価格帯ですね。
詳しい内容はホームページに掲載していますので、チェックしてみてくださいね。
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